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2017.02.07

なぜ歯が黄色くなるのか

白い歯は、素敵な笑顔を作り出します。でも歯が黄色いと、せっかくの笑顔も魅力が半減してしまいます。歯を白くしようと毎日ブラッシングを頑張っているのに、歯が黄色くなるのはなぜでしょうか。その理由と改善策をお伝えします。

 

歯が黄色くなる理由とは

 

ステイン(着色)による汚れ

年齢とともに歯が黄色くなる理由のひとつは、ステインと呼ばれる食べ物や飲み物による着色です。着色しやすい飲食物を摂取するうちに色素が沈着し、歯の黄ばみやくすみとなって現れてしまいます。着色しやすい食べ物として、カレー・ハヤシライス・ミートソースなどがあります。また飲み物では、コーヒー・紅茶・お茶・ウーロン茶・コーラ・赤ワインなどが代表的なものとして挙げられます。特にコーヒーやお茶などを1日に何杯も飲む人はステインが付きやすく、歯の汚れも目立ちやすくなります。

 

 

エナメル質が薄くなることで内部が透けて見える黄ばみ

歯は、3つの層から成り立っています。歯の表面のエナメル質、内部の象牙質、そして歯髄と呼ばれる歯の神経の部分です。エナメル質は乳白色で硬く、象牙質は黄色くて柔らかい素材です。歯が黄色くなるもうひとつの理由は、エナメル質がだんだん薄くなることです。

歯みがきを頑張るあまり、ゴシゴシと力強く磨いていませんか?強いブラッシングはエナメル質を磨耗させていきます。そして薄くなったエナメル質の内部にある黄色い象牙質が透けて見えることで、歯が黄色くなるのです。

 

また加齢とともに歯は黄色くなる傾向にあります。

エナメル質は加齢とともにだんだん薄くなっていきますが、逆に内部の象牙質の色は、濃くなっていきます。象牙質の色が濃くなる原因は、歯の神経が年齢とともにだんだん小さく縮小し、それに伴い象牙質は内部に向かって肥大して厚みを増すためです。このように薄くなったエナメル質から、厚く濃くなった黄色い象牙質が透けて見えることが、より歯が黄色く見える原因です。

 

他にもテトラサイクリン系の抗生物質による歯の黄ばみやくすみなども原因として挙げられます。

 

歯の黄ばみの改善策は?

歯の着色汚れそのものは、歯科医院でPMTCという歯のクリーニングを行うことがいちばんの改善策になります。毎日のブラッシングだけではどうしても防ぎにくいため、3ヶ月に1度のクリーニングで綺麗に落としてもらうことが最善策です。日常生活においては、コーヒーや紅茶など、着色しやすいものを飲食したあとは水を飲む、あるいは口をゆすぐことで軽減できます。

またブラッシングは、力を入れずに行わなければいけません。「しっかり落とさないと!!」とゴシゴシ力強く磨くことは、エナメル質を削ることになり、良くありません。またエナメル質が削れることで虫歯になりやすいという危険性も出てきます。特に研磨剤入りの歯みがきペーストで力強く磨くことは禁物です。

 

加齢による黄ばみは、PMTCを行っても限界があります。日常的なステインは綺麗に落とすことができますが、加齢による歯の黄ばみの原因である象牙質まではPMTCでは白くなりません。内部の象牙質を白くするためには、ホワイトニングがおすすめです。

 

テトラサイクリン系抗生物質の影響による強い黄ばみ、くすみはホワイトニングでは解消できません。セラミック治療を行うことが改善策になりますが、歯を削るというデメリットがあります。

 

まとめ

歯が黄色くなる原因についてまとめましたが、好きな食べ物や飲み物を一切口にしないことはなかなかできません。ステインなど日常生活の中で時間とともに色素沈着したものは、歯科医院で綺麗にしてもらうことで解消できます。また加齢による根本的な黄ばみはホワイトニングをすることで解消できます。いつまでも綺麗な口元でいるためにも、歯の黄ばみが気になる方は、歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。

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